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打楽器を勉強し、独学で作曲し、ときどき鍵盤ハーモニカを演奏する ”ボブ”と呼ばれる音楽家・渡邉達弘のホームページです。

PIKO-AED -ピコ・ガーデン- op.125

PIKO-AED -ピコ・ガーデン- op.125

・楽器編成:ピコピコハンマー二重奏
・使用楽器:2 ピコピコハンマー
・演奏時間:約3分
・脱稿日:2013.12.20
・初演日:2014.01.26
・初演者:服部恵+渡邉達弘

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<解説>
この曲は2013年1月26日に開催された「もんてん小学校楽器大行進vol.6」のために作曲し、服部恵と渡邉達弘により初演されたピコピコハンマー二重奏です。
ピコピコハンマーの奏法を3種類の考案して作曲しました。
楽曲の最後の部分では、2nd Playerが手から落としてしまったピコピコハンマーを傷病者に見立てて、1stPlayerが心肺蘇生の所作(傷病者の発見、反応の確認、119番通報&AED依頼)を演じて、心肺蘇生(胸骨圧迫)を模してピコピコハンマーを演奏するシーンが描かれ、2nd PlayerがAED(楽曲中ではピコピコハンマー)を使用し、バイスタンダー(心肺蘇生を行ってる人=1stPlayer)をピコっと叩いて終曲します。
"AED"は"AID"(=助ける)に似た音の言葉ですし、AEDは実際に人命救助に役立ちます。そのようなダジャレ的発想からピコピコハンマーをAEDで助けるというアイデアが生まれ、作曲しました。
副題のピコ・ガーデンは、YouTubeで見つけた「AED / GARDEN」(Jass Kaselaan:作)からヒントを得たもので、"Documentation of installation"という言葉にも考えるところがあったので副題にしました。
“AID”と“GAEDEN”。空間構成と情報提示。。。

尚、楽譜で指示されている寸劇は、2010年版ガイドラインに沿った実際の心肺蘇生法を参考にしています。この曲を暗譜しておけば、いざというときに人命を救える可能性があります(笑)。
この曲を演奏し聴いた経験が、困った人を助けるときの勇気になりますように。この楽曲で描かれる対応が、僕等の当たりまえになりますように。


○演奏動画(音源)

www.youtube.com

☆楽譜

www.bluemallet.com