コップン カップ -Paper Cup Music- op.116
コップン カップ -Paper Cup Music- op.116
・楽器編成:紙コップ 二重奏
・使用楽器:紙コップ
・演奏時間:約2分
・脱稿日:2012.08.17
・初演日:2012.09.08
・初演者:上原なな江+渡邉達弘
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<解説>
この曲は2012年に作曲し、上原なな江と渡邉達弘により初演された紙コップ二重奏です。
初演の会場であった門仲天井ホールが2012年9月末で閉館することが決まり、こでまで長きにわたって大変お世話になったことへの感謝の気持ちを込めて作曲しました。また、タイ語で「ありがとう」は「コップンカップ」と発音することから、紙コップを演奏する楽曲にしました。
演技要素を取り入れることにしたのは、楽曲中で「コップン カップ」と発言することに必然性を生み出したかったことと、日常生活の中でも「ありがとう」という気持ちをちゃんと言葉にして言うことが大切だと感じているので、楽曲中でも言いたいと思ったためです。
紙コップが持つ音色の多彩さに気付けたように、日常の何気ないちっぽけだけど素敵なことに気付けるように、そして余裕があれば小さな声でも「ありがとう」と言える人でありたいと思っています。
注:タイ語では、女性の発言は語尾が「カー」になるようなので、
言語的には「コップン カー」というのが正しいようです。
よって、女性の演奏者に「コップン カップ」と発声することを強要はいたしませんが、
「カップ」という言葉が”cup”や”紙コップ”を連想させるものと考えているので、
差し支えなければ記譜通り「コップン カップ」と発声していただければ幸いです。
●DEMO
○演奏動画(音源)
☆楽譜