Fairy Tales -for Percussion Trio- op.110
Fairy Tales -for Percussion Trio- op.110
Ⅰ.イーデンホールの幸運
Ⅱ.Tisaren湖畔のエルフの輪
Ⅲ.座敷童が大わらわ
・楽器編成:打楽器三重奏
・使用楽器: 2 Marimbas & 1 Vibraphone
・演奏時間:約10分
・脱稿日:2012.06.19
・初演日:なし
・初演者:なし
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<解説>
この曲は妖精(?)を題材に2009年頃に作曲をはじめ、2012年6月に完成したMar.とVib.のための組曲である。
妖精たちが宴を開いていたとき、突然現れた人間に驚き逃げだした。その際1つのガラス杯が残され、最後の妖精が「この杯を割ったりしたら、『イーデンホールの幸運』 とはおさらばさ!」と言い残したので人々はそのガラス杯を今でも大切に守っている。という話を題材に作曲した1楽章。
森が湖に出会う岸辺で、踏みならされて草が円を描く場所を見つける。エルフの輪。それはエルフたちが踊った痕跡で、危険な場所。そこに踏み進むかそこにあるものを取り壊せば、病を得る。そんな話から作曲した2楽章。
古い日本家屋に住む座敷童(ざしきわらわ・ざしきわらし)がなぜか大慌てで部屋の中を駆けずり回っている様子をイメージし、三味線音楽・筝曲・祭囃子からヒントを得て作曲した3楽章。
ろくに読書をしない不勉強の作者が、妖精にまつわる伝説やエピソードに触れて想像・創造した音楽です。可能であれば妖精さんにも聴いて頂けますように。
●DEMO
○演奏動画(音源)
☆楽譜