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打楽器を勉強し、独学で作曲し、ときどき鍵盤ハーモニカを演奏する ”ボブ”と呼ばれる音楽家・渡邉達弘のホームページです。

空中ジャイロスコープ - Aerial Gyroscope for Percussion - op.133

空中ジャイロスコープ - Aerial Gyroscope for Percussion - op.133

・楽器編成:打楽器四重奏
・使用楽器:4 Toms & SnareDrums
・演奏時間:約5分
・脱稿日:2015.06.24
・初演日:2017.01.09
・初演者:QUATRE PERCUSSION ENSEMBLE

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<解説>
この曲は2015年6月に作曲された、各演奏者がTomとSD 1つずつを演奏するTomを中心とした打楽器4重奏です。
ジャイロスコープ”とは一種の宇宙ゴマのことで、ロケットなどに搭載され基準となる方向(座標)をぶれることなく示す働きをするものです。船の航行における”コンパス”のようなものですね。
この楽曲に於ける“ジャイロスコープ”は「テンポ」です。曲全体を通してテンポは一定に指定されていますが、様々なリズムを駆使してまるでジャイロスコープの座標が狂ってしまったかのように複雑なポリリズムが現れることに挑戦しています。さらにはポリリズムが絡み合うことでポリBPMクロスフェードのような表現さえもなされるように構築されています。
目紛しくテンポチェンジしているように聴こえるシーンや複数の拍子が同時に進行しているように聞こえるシーンなどがあるので、楽曲の根幹たる“ジャイロスコープ(=テンポ)”を見失って空中分解しないように気をつけて、アクロバティックな空中ジャイロスコープを披露してくださることに期待しています。
お客様が目を回されても、演奏者はくれぐれも迷子になりませんように!

 

●DEMO

www.youtube.com

○演奏動画(音源)

youtu.be


☆楽譜

www.bluemallet.com