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打楽器を勉強し、独学で作曲し、ときどき鍵盤ハーモニカを演奏する ”ボブ”と呼ばれる音楽家・渡邉達弘のホームページです。

風を望みて - for WindChime Duo - op.130

風を望みて - for WindChime Duo - op.130

・楽器編成:WindChime (Duo)
・使用楽器:WindChime
・演奏時間:約3分
・脱稿日:2014.12.07
・初演日:2014.01.26
・初演者:室橋歩美+渡邉達弘

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<解説>
この曲は2015年2月11日開催の「もんてん小学校楽器大行進vol.7」のために作曲し、、室橋歩美と渡邉達弘により初演されたウィンドチャイム二重奏です。
スタンドに立てたウィンドチャイムを1つ、マレットスタンドを1つ使用し、Tri.ビーターで演奏します。
僕にとって「風」は大切なキーワードの一つでして、その「風」を名前に持つWindChimeの楽曲を作曲するにあたり、調べごとをしている最中に「風(ふう)を望む」という言葉に出会いました。畏敬の念をもって見る、畏れ敬うという意味の言葉です。この「風」という字を“ふう”と読むところが趣深いと感じ気に入りました。
曲は演奏者に音程の選択を委ねて様々な演奏法を駆使したバリエーションに発展しますが、やがて発音自体も奏者の意図しないところに委ねるように書かれています。後半には奏者が楽器をならす風を呼ぶ巫女のように楽器を持って舞い、風が波のように去っていくのを見届けるシーンもあります。そして最後にHandSignで「風の仕業だったのだ」と訴えるかのように、楽器を鳴らして終曲します。それらが一連の儀式であるかのように、「そういう風(ふう)」に構成された楽曲なので、ぜひ「そんな風(ふう)」に演奏してください。
※HandSignはヘレン・ケラーも使用していたと呼ばれるもので、「WIND」と示している。



○演奏動画(音源)

www.youtube.com


☆楽譜

www.bluemallet.com